4/16(金) 朝礼のことば

新年度が始まり一週間が経ちました。中1・高1の新入生の皆さんは、友だちや先輩、先生方の名前を少し覚えることができたでしょうか?また、2年生・3年生の皆さんは、新しい学年としての自覚が芽生えてきたでしょうか?

光塩では、『朝礼』を一日の始まりの時として、とても大事にしています。2分間の沈黙は、普段慌ただしい毎日を過ごしている私たちにとっては、とても長く感じられますが、一日の始まりにけじめをつける貴重な時間です。沈黙の時間の中で、今日一日どのように過ごしたいか、前日の反省や今日一日の取り組み方を、しっかり考える時間に使ってください。また本来、毎週金曜日には聖歌を歌います。今はコロナの感染防止のため、声を出して歌うことはしていませんが、演奏を聞きながら心の中で歌ってください。

さて、生徒手帳5ページに学院の精神を具体化させる、毎月の目標が書いてあります。

本校の今月のテーマは「出会い」です。私が以前読んだ本の中に「その人の生涯が豊かであったかどうかは、その人がどれだけこの世で出会ったかによって計られる」と書いてありました。これは出会った人の数だけではなく、自然や出来事あるいはもっと抽象的な魂や精神・思想などにも触れる、出会うことだと書いてありました。新入生にとっては、新しい友だち・先輩・先生方との出会いの真っ最中だと思いますが、新しい授業、新しい教科書との出会いにも目を向けてみてください。勉強の中から新しい発見・興味・関心が生まれることは嬉しいことだし、知識を増やすことでより豊かになり、もっと知りたい、もっと深めたいと思うようになるはずです。2年生・3年生は、同じクラス、同じ友達であっても、相手を新たな目で見直すことによって、それまで自分が思っていたのとは別の、新しい友だちの良い面をたくさん発見することができます。さらに、新しい自分とも出会うことができたら、今年度のすばらしい出発になると思います。

自分の心の柔らかさ、素直さによって、新たな発見や素晴らしい出会いがあるように、これからも、ひとつひとつの出来事を大切にしていきましょう。