5/28(金) 朝礼のことば

 中間テストが終わり、1週間が経ちました。ほっと一息つきたいところですが、再来週6月8日(火)は第一回英単テスト、そしてその後に漢字テストと期末テストがあります。先週の朝のお話にもありましたが、復習はとても大切です。英単語や漢字を覚えるのも復習の積み重ねです。点数という結果ではなく、自分の学力向上を目標にして頑張ってください。

 

今日は、私の小さな喜びについて話したいと思います。私は今年初めて、自分の担任するクラスを持っています。まさか自分が担任を持つ環境になるとは思ってもいなかったので、不安いっぱいでした。それは実は今も変わっていません。何が正解か分からず毎日が手探り状態で、けれどみなさんの成長に寄り添いたいと必死な日々です。いろんな先生方に分からないことを教えていただきながら、バタバタと時間が過ぎています。ただ、そのバタバタの中に、日々幸せや喜びが転がっていることを少しずつ実感できるようになり、それに気づくことのできた自分にまた嬉しくなり、幸せの連鎖が自分の中で勝手に起こっています。自分でも単純な人間だなぁと思います。「提出物がみんな揃った!」「服装を注意したあの子が、今日はちゃんと身だしなみを整えている!」「朝のお祈りの前にみんなが自分たちで立って静かに待っている!」「教科担当の先生から、クラスの授業態度を褒められた!」すべて出来て当たり前のことなのかもしれません。けれど、子どもも大人もできないことがあって当然です。そして、人にはできているのに自分にはできないと、他人と比べることもあります。自分と相手の思いが違ってぶつかることも、悩むこともあります。ただ、その悩みの中でとどまり続ける人はあまりいないように思います。少なくとも、私が萩光塩学院で出会った人たちは、成長のスピードの違いはあっても、みんな前を向いて進み続け、お互いを受け入れていて、すごいなぁ、私も頑張ろう、と思わせてくれています。誰かの小さな一歩は、本人だけではなく他人にとっての喜びにもなり、幸せを運んでくれます。小さな喜びを見つけられれば、それが次第に大きな喜びへとふくらみます。

私が萩光塩学院で最初に感じた喜びは「出会い」でした。「今」「この場所」でなければ出会うことのなかった人たちと時間を共有し、刺激を与えあい、優しさに触れ、そして互いに成長していけることに喜びを感じながら、一緒に素敵な思い出を作っていきたいですね。