11/26(金) 朝礼のことば

23日のお菓子販売会は、寒さと冷たい雨の中を、皆さんの作った光塩ビスケットやマドレーヌを求めて、たくさんのお客様がおいで下さいました。「来年こそバザーができるといいですね。楽しみにしています」、「来年も必ず来ます」という声を数多くいただきました。

 ところで、私は1日に行われた70周年記念式典のために、11人のメンバーで、70周年記念誌の制作に取り組みました。誰も制作の経験が無く、期間も限られている中、手探りのスタートでした。何も無いところから、協力して1つのものを作りあげるのは、大変な作業でしたが、楽しさと面白さもあり、出来上がった記念誌を見た時は、達成感を味わうことができました。ぜひ皆さんにも記念誌を見てもらいたいと思います。70年の歩みは決して平坦なものではなく、多くの方々の努力と協力で、さまざまな困難を乗り越えてきたこと、光塩が一貫して目ざしてきたものは何かなど、よくわかると思います。

 私が一番印象に残っていることは、常に議論していたことです。話し合うことで、自分の考えを深め、相手の考えを理解し、意見が違っていても次第に歩み寄り、正しい結論に到達することができました。話し合えば話し合うほど、よいアイデアが生まれ、内容も充実していきました。記念誌を通じて、改めて解った事が2つあります。1つ目は、光塩が多くの方々から愛される学校だということ、2つ目は学校の主役は生徒のみなさんだということです。私の最初の仕事は、記念誌にメッセージを書いて下さるように、電話でお願いすることでした。皆さん即座に承諾して下さり、中には、初めてお話したのに、昔からの友人のように、一時間近く光塩の思い出話で盛り上がった方もいました。世代が違っても、面識がなくても、光塩と関わりがあったというだけで、1つになることができる。「光塩ファミリー」という言葉を実感しました。また、記念誌の中の生徒たちは、いつの時代もはつらつとして、若者らしい魅力にあふれていました。皆さんと同じように、夢を持ち・学校生活を楽しみ・時には悩み・成長していったのでしょう。

 ところで、次の記念式典は、今から30年後の100周年だそうです。その時も、記念誌が制作されることでしょう。そのページに、皆さんも光塩の歴史として登場します。現在の皆さんが、どんな風に記録されるのか、楽しみです。