1/7(金) 3学期始業式

 おはようございます。そして、あけましておめでとうございます。
 令和4年、新たな年がスタートし、今日から2021年度を締め括る3学期が始まります。2学期の終業式に、「1年の計は元旦にあり」という言葉を紹介しました。その中で何事も最初が肝心で、新たな年の初めに目標を持ち計画を立てることは、その年の充実度を左右する大切なことだと話しました。みなさんは、自分で目標を決め、計画することはできましたか?生徒の皆さん全員に考えて欲しいのはもちろんでが、特に中3、高3といった今年節目を迎える学年の人たちには、「自分はこうするんだ!」という強い決意を表して欲しいと思っています。是非、家族や担任の先生に皆さんの目標を伝えてみてください。
 さて、年末から新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株が流行し始めています。山口県でも岩国市を中心に感染者が増加してきています。感染者が増えてくると様々な憶測や噂話、誹謗中傷が始まります。このようなことは、学校の中では、決して起こって欲しくはありません。新型コロナウイルス感染症の怖さは、病気と共に、人々の中に不安や差別を生んでしまうことです。そこで、今日は、田中角栄という元内閣総理大臣の言葉を紹介します。「人の悪口は言わないほうがいい。言いたければ便所で1人で言え。自分が悪口を言われたときは気にするな。」という言葉です。言っているのは当たり前のことですが、実践するのはなかなか難しいことです。悪口を直接言わなくても、友だちと陰でコソコソと話すことも悪口を言っているのと同じです。陰で言われた人にとっては、噂話も悪口と同じです。悪口は聞いていて決して気持ちの良いものではありません。たとえ親しい間柄であっても、悪口は絶対に口にしてはいけません。悪口はいずれ自分にも返ってきます。もし、万が一、誰からとなく悪口が始まってしまうことがあったら、最後に必ずその人の良いところを皆で伝え合うようにしください。皆さんの中に「悪口を言っているときに良いところを言うとKYと思われて、自分が仲間外れにされてしまう」と思ってしまう人もいるでしょう。そんな時は「だって校長先生が言えって言ったじゃん!」と付け加えてください。本当は言わない強さ、注意する強さが欲しいのですが、難しいもの事実です。ですが、人が言う悪口を聞いているだけの人も、悪口を言っている人と同じです。こうした悪口は、いくら親しい仲間の内緒話しであっても、必ず相手に伝わります。だから、どうしても言いたい場合は、誰にも聞かれない「便所で1人で言え!」です。また、反対に「自分が悪口を言われたときは気にするな。」というのも、なかなか難しいですね。これは、たぶん「自分の気持ちを強く持て」という意味だと思います。人は、不安になればなるほど、相手の悪口や欠点を言いがちです。でも、それはしないほうが良いのです。まさに、田中角栄元総理の「人の悪口は言わないほうがいい」という言葉は、そんな「戒め」なのかもしれません。光塩のみなさんは、相手の悪口を言うのではなく、「誰にでも良いところはある」と理解できる「広い心」を持って欲しいと思います。一人ひとりが、自分のまわりの人たちに目を向け、相手の良さを発見できるようになってください。同時に、自分の良いところもみつけ、自信を持って自分磨きもしてください。そのことがきっと、みなさんが、年の初めに心に誓った夢や希望の実現に向けて、必ず大きな力となるはずです。目標の実現のためには、自ら努力することが絶対条件ですが、自分の力だけでは難しいことあります。友だちや先生など、周りの人たちの協力や助けがあってはじめて実現できることがあることも忘れないでください。最後に、もう一度「人の悪口は言わないほうがいい‼」みんなさん一人ひとりの頑張りに期待し、2022年が素晴らしい年になるように祈っています。