4/22(金) 朝礼のことば

おはようございます。理科を教えている都志見です。

私は毎朝、車の運転中、ラジオを聞きながら学校へ来ています。あるラジオ番組のなかで「今日は何の日」というコーナーを聞くことがあります。4/22の今日は「アースデイ、地球の日」や語呂合わせによる「よい夫婦の日」、「肩こりをいたわる日」などおもしろいものまでありました。

さて、きょうは明後日の4/24の「何の日」について紹介したいと思います。4/24、この日は日本では「植物学の日」とされています。「日本の植物学の父」と言われた、牧野富太郎さんに敬意を表し、牧野さんの誕生日にちなんで制定されました。牧野さんは、独学で植物の分類について研究史、多くの植物標本を残し、さらに約2,500もの日本の新種の植物を発見し、名前をつけた植物博士です。現在でも、牧野さんの植物標本やスケッチがもとになっている「牧野日本植物図鑑」があります。

昨年の中学校読書コンクールの課題図書にもなった牧野さんの生涯を綴った伝記もあるので、気になったひとは是非図書室へ行ってみてください。「植物学の日」に話をもどしますが、みなさんは学校に来るまでにどんな植物を目にしていますか?道ばたの草花、きれいに手入れされた鉢植えの花や木 さまざまな植物があふれていると思います。特に道ばたの草...名前を知っていますか? 知らない草花はすべて雑草ですか? いいえ、ちゃんとそれぞれに名前があります。「世の中に雑草という名の草はない」これはかつて、昭和天皇が牧野さんの言葉を引用されて言われた言葉です。「どんな植物にもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考えで、これを雑草と決めつけてしまうのはいけない。中止するように」と続けています。

今日、これから改めて出会う植物に興味をもったら名前を調べてみませんか。これは植物だけのはなしではありません。興味をもち「知る」ことで面白い発見が待っているかもしれません。