5/30(金) 朝礼のことば

中間テストお疲れ様でした。「テスト期間中は睡眠時間を削って勉強した」、「課題が終わらなくてほとんど眠れなかった」という人も多いのではないでしょうか。今日はそんなテスト期間に削られがちな睡眠についてお話したいと思います。

私たちは人生の多くの時間を睡眠に充てています。「人生の三分の一は睡眠です!」というあるふとん屋さんのコマーシャルに聞き覚えがあるのは私たち世代だけでしょうか。一日は24時間なのでその三分の一は8時間です。8時間は長いなと思うかもしれませんが理想的な睡眠時間がまさに8時間程度だそうです。

さて、テストから解放されたみなさんは昨日何時間寝たでしょうか。日本人の平均的な睡眠時間は約7時間で、これは世界で最も短いとも言われています。

そして、よく知っての通り、睡眠不足の弊害はたくさんあります。「注意力や判断力が低下してミスが増える」、「やる気がなくなる」、「感情の制御ができずイライラしてしまう」、「食欲を抑えるホルモンが減り、食べ過ぎて肥満になってしまう」、「運動能力が低下する」

聞いたことはあるけどついつい睡眠時間を削ってしまうのはこれらの悪影響が自分の気付かない程度だからかもしれません。

この沢山の弊害をプラスに捉えれば、十分な睡眠をとれば、注意力や判断力が正常になり、モチベーションもあがり、健康的な体になって、持っている力を発揮できるということでもあります。

日本人の平均睡眠時間が約7時間であることからもわかるように、私たちの半数以上は気づかないうちに睡眠不足になっていてまだ伸びシロがあるとも言えると思います。

毎日8時間の睡眠をとるのは現状難しいかもしれませんが、「寝る前のスマホをやめる」とか、「時間の余裕があるときに課題を終わらせておく」とか、睡眠にあてる時間を増やす努力はできるのではないでしょうか。