10/7(金) 朝礼のことば

10月に入り、朝晩は涼しさが感じられるようになりましたが、日中はまだまだ暑い日も多いです。日々の気温の変化に気を配りながら、体調管理には十分に気をつけ、秋を楽しんでください。

さて、今月の目標は「信頼」です。先月の山下先生のお話にもあったように、先月のテーマである「協力」と今月の「信頼」はとても繋がりの深い言葉です。自分の都合の良い時だけ、人に協力を求め、自分が求められた時は、逃げてしまう。果たして、そんな人は皆さんの「信頼」に値するでしょうか?

信頼を得るために大切なことは、まず、自分自身を信頼することです。自分のことを信頼して、自信と責任をもって物事にあたることが他者を信頼する鍵になります。次に必要なのは、相手と互いに協力し合い、誠実に対応していくことです。

私たちは、日々の関わりの中で、お互いに「協力」し合い、少しずつ「信用」(実績)を積み重ねていくことで、「信頼関係」をつくっていきます。信頼する側にも、信頼される側にもお互いに対する尊敬や思いやり、愛が必要なのではないでしょうか。皆さんはお互いを思いやり、しっかりと協力することができていますか?

「信頼を得ることは難しく、信頼を失うのは簡単だ」とよく言われていますが、積み重ねた信頼関係は一度の失敗で崩れてしまうのでしょうか?私は失敗ではなく「裏切り」によって信頼は失われてしまうと思います。

人は間違える生き物です。生まれてから今まで、一度も失敗をしていない人はいません。私自身も、これまで沢山の失敗をしてきましたが、その度に、周囲の人に助けられて来ました。反省を糧に、失敗した時は、自分をよく振り返り、同じ失敗をしないように、よく考えて行動をするように心がけています。人の目がある時はもちろんですが、人の目のない時こそ、相手を「裏切る」ことがないように、「嘘をつかず、言い訳をせず、逃げない」と心にとめ、誠実に物事にあたり、皆から「信頼」される人になれるように日々を過ごしていきましょう。