ニュージーランド研修 原さんインタビュー

「三色を体験しに来ませんか?」
 高校18回生である原逸美さん(旧姓・中村)からの提案で、1週間のニュージーランド研修が実現し、2024年度は、中2、中3、高3の生徒3名が参加しました。研修の前半は原さん宅にホームステイをさせていただきました。どこまでも広がる牧草地帯、ハイウェイから見える羊や牛たち、燃えるような朝日や夕焼け、天の川がきれいに見える星空…日本とは違った雰囲気の大自然に魅了され、癒されました。ニュージーランドでしかできない体験をするだけでなく、Kiwi peopleの優しさ、ニュージーランドの魅力も存分に体感し、何事にも変え難い7日間となりました!今回の研修を提案してくださった原さんにインタビューをしました。

1. 萩光塩在学時の思い出を聞かせてください。

 英語!!村田越子先生の英語!!!笑。あと、バザーで餃子を作ったことも覚えています。そして、高一の担任であったSr.大浦との出会いが大きかったです。高校入学後、私はお嬢様学校である光塩に馴染めずに、学校を一週間休んで家の押し入れに隠れていました。特待生を解かれてもおかしくない状況だったのに、Sr.大浦は私のことを「逸美さん」と呼び、本当に優しく丁寧に接してくださいました。おかげで私は高校生活を続けることができました。高一が終わった時にロザリオをくださり、「がんばりなさい。」と声をかけてくださったことを今でも覚えています。今の自分があるのは、Sr.大浦のおかげです。

2. ニュージーランドに家をもつことになったきっかけは何ですか。

 私の娘は学生時代にソフトボールをしていて、それがきっかけでニュージーランドの子と仲良くなり、留学しました。娘の留学中に家族でニュージーランドに旅行に行き、友達が北から南まで1週間をかけて案内してくれました。その時に、「すごくいい国だなぁ。」と思いました。その後、私もウェリントンに留学しました。ある日、初めてワイタンギを訪れた時に、「私、前にここに来たことがある!」という不思議な感情を抱きました。その場所が忘れられず、現地の友人ともう一度訪れて、家を探すことにしました。現地で様々な方とのご縁があり、今の家を紹介されました。家から見える景色が本当に素敵で、一目見て「買おう!」と思い、妹にお金を借りて購入しました。笑。一目ぼれでした。ニュージーランドの家ではゆったりとした風景を楽しみながら、徐々に「こういう風景を(当時家庭教師をしていた)生徒にも見せたい。」と思うようになりました。生徒だけでなく、疲れた大人にもニュージーランドを訪れて、のんびり過ごしてもらいたいと思っています。

3. 萩光塩の生徒のためにニュージーランド研修を提案しようと思ったきっかけは何ですか?

 コロナ禍になる前に、Sr.大浦がお元気にされているかどうか萩光塩に電話を入れました。残念ながらSr.大浦はお亡くなりになられたとSr.末成から聞きました。Sr.末成とは、その時初めてお話をしたのですが、ニュージーランドの話をしたら、ぜひ生徒を連れて行ってと言われました。家庭教師をしていた生徒を連れて行った経験もあり、以前から母校の後輩たちにもニュージーランドの風景を見せたいという夢があったので、校長先生にご提案させていただきました。

4. 今回の研修が決定したときのお気持ちを聞かせてください。

 自分の夢が四十何年ぶりに叶ったと思いました。そして、夢を追い続けると本当に実現するということを実感しました!!

5. 今回の研修を行って感じたことは何ですか。

 三人の生徒たちに「何でニュージーランドに行きたいと思ったの?」と尋ねると、それぞれに思いや悩みがあって、それを克服するために来たのだと感じました。日本を離れ、ニュージーランドでの一週間で心がリフレッシュできたのではないかと思います。そういった意味でも、一回だけでなく何度でも来てほしいと思いました。

6. 萩光塩で学んでいる後輩たちへメッセージをお願いします。

 「夢を追い続けなさい。絶対に実現するから。」

 原さんはバイタリティーに溢れていて、一緒にいるといつでも前向きな気持ちになれます。ここでは書ききれませんが、これまで様々なことを経験されてきて、そんな原さんだからこそ、話を聞いていて一つひとつの言葉に説得力がありました。原さんがニュージーランドを色に例えると、水色、緑、オレンジになるそうです。水色は海と空、緑は木と芝生、オレンジは人の心、温かさ。皆さんも、この三色を自分自身で確かめにニュージーランドに行ってみませんか?

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