おはようございます。今日で1学期が終わります。今年は史上最速の梅雨明けで、暑い日が続いていますが、夏休み中も熱中症対策をして、それぞれの部活動や課外活動に一生懸命取り組んでください。夏休みはゆっくり休養をとることも大切ですが、自分の将来を見つめ、様々なことに挑戦できる時でもあります。きちんと計画を立てて、有意義な時間を過ごしてください。
さて、今日は、本校の卒業生の原逸美さんや卒業生の方々の「支え」について話したいと思います。(原さんの写真)2,3年生は知っていると思いますが、原逸美さんは今年の3月に実施したニュージーランド研修を提案され、実施するためにご自宅を提供してくださったり、友だちのスティーブンさんと一緒に現地の案内をしてくださったりしている方です。原さんはなぜ、この研修を提案されたのでしょうか。そのことについて原さんにインタビューしているので、紹介します。
- 萩光塩在学時の思い出を聞かせてください。
英語。村田越子先生の英語。あとバザーで餃子を作ったこと。そして高1の担任であったSr.大浦との出会いが大きな思い出です。今の自分があるのはSr.大浦のおかげです。 - ニュージーランドに家を持つことになったきっかけは何ですか?
娘が学生時代にソフトボールをしていて、それがきっかけでニュージーランドの子と仲良くなり留学しました。娘の留学中に家族で旅行に行き、その後私自身もウェリントンに留学しました。現地の方たちとの温かいかかわりがあり、家を買おうと決断しました。 - 萩光塩の生徒のためにニュージーランド研修を提案しようと思ったのはなぜですか?
コロナ禍になる前にSr.大浦がお元気にされているかどうか光塩に電話を入れました。残念ながらSr.大浦は亡くなられていましたが、その時、別のシスターにニュージーランドの話しをしたら「ぜひ生徒を連れて行ってほしい」と言われ、校長先生に繋いでくださいました。以前から母校に恩返しがしたい、後輩たちにもニュージーランドの風景を見せたいという夢があったので提案しました。 - 今回の研修が決定した時のお気持ちは?
自分の夢が40数年ぶりに叶ったと思いました。そして夢を追い続けると本当に実現することが実感でき大喜びしました。 - 今回の研修を行って感じたことは?
参加した生徒たちに「何でニュージーランドに来たの?」と尋ねると、それぞれに思いや悩みがあって、それを克服するために来たのだと感じました。ニュージーランドでの1週間で心がリフレッシュできたのではないかと思います。 - 萩光塩で学んでいる後輩たちにメッセージをお願いします
「夢を追い続けなさい。絶対に実現するから。」
原さんは光塩を卒業された後、上智大学に進学され、その後48歳の時にご自身もニュージーランドのウェリントンに留学されました。そのような経験から、海外留学を希望している母校の生徒たちの夢を叶えてあげたいと申し出られ、昨年度は3名の生徒が貴重な経験をすることができました。
原さんはバイタリティーに溢れていて、一緒にいるといつでも前向きな気持ちにしてくれる人です。ここまでの話しだけだと、原さんはすごく幸せな人生を送っていらっしゃるように思えますが、決してそうではありません。ニュージーランド研修実現に向けて、私たちと話し合いをしている最中に、まだ若い娘さんをご病気で亡くされました。楽しいことも苦しいこともたくさん経験されてきた原さんだからこそ、話される一つひとつの言葉に説得力がありました。原さんがニュージーランドを色に例えると、水色、緑、オレンジになるそうです。水色は海と空、緑は木と芝生、オレンジは人の心、温かさだそうです。

長くなりましたが、今日私が皆さんに一番伝えたいのはここです。オレンジ、人の心、温かさについてです。今回のニュージーランド研修では、先輩である原さんの温かさから、後輩である皆さんがその恩恵を受けることができました。しかし原さんもまた、光塩でSr.大浦から受けた温かさがあったからこそ母校に恩返しを、後輩たちに支援をしたいと考えられたのです。実はこのような気持ちを持っておられるのは原さんだけではありません。私は6月7日、東京で行われた萩光塩の関東支部同窓会に出席しました。(同総会写真)そこに集まった卒業生の方たちに学校の様子を報告すると皆さん嬉しそうに笑顔でその話を聞かれ「後輩が頑張っているのなら…」と多くの方が部活動への寄付をしてくださいました。
皆さん、改めて知っておいてください。ここにいる全員がこのように多くの人に支えられて今があるのです。普段気づかない所で卒業生の方々が皆さんを応援し、支えてくれているのです。
原さんも、同窓会に参加した卒業生の方々も、皆さんに「感謝してほしい」とか「卒業生のために・・・」なんて思っていません。原さんのメッセージを思い出してください。「夢を追い続けなさい。絶対に実現するから。」卒業生の方々は、ただ単純に母校の後輩たちに「夢を叶えてほしい。そのために頑張ってほしい」と思っているのです。しかし私は、皆さんには、そのような先輩方の支えがあるからこそ、今の活動ができていることに気づいてほしいと思います。また、その気持ちを感じとり、いつかはこの先輩方と同じように、自分のことだけでなく人を応援することのできる人になってくれることを願っています。
今日、皆さんの前でこのような先輩方の話しをすることができました。明日から始まる夏休み、またそれ以降も、皆さんが経験する活動には、必ず多くの卒業生や地域の方の支えがあります。そのことに気づき、感謝するとともに、先輩方の願いである、皆さんの夢を叶える努力をしてください。8月10日には萩でも同窓会があり、ここでも皆さんの活躍をしっかり報告させてもらいます。
それでは、今年の夏は、夢を追い続け、努力する夏にしましょう。




