朝礼のことば
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9/13(金) 朝礼のことば
2学期最初の学校行事、「体育祭」がこの日曜日に無事に終了しました。2学期は台風10号の影響で休校からのスタートとなりましたが、その後は体育祭当日まで晴天が続き、体育祭当日もまぶしい日差しの中での体育祭となりました。そんな中でも生徒のみなさんは、エネルギッシュに競技に演技に取り組んでおり、本当にすばらしい体育祭となりました。応援団を中心に、9月のテーマである「協力」を体現した体育祭であったと感じています。 体育祭に始まった本校の2学期は、行事の多い学期です。全体での活動として、生徒会選挙、開校記念ミサ、バザー、キャロルコンクール、クリスマス祝いなどです。また、これ以外にもCross-Cultural Dayや学年活動などもあります。これらの行事一つひとつを確実に成功させていくためには、「協力」が当然必要となりますが、それ以外にも大切なことがあると私は思っています。それは「リーダーシップをとって進めていく人」です。リーダーというと、生徒会執行部やキャプテンや部長、級長、副級長などを想像する人が多いと思います。その役に就いている人は、当然責任をもってまとめていかなければなりませんが、行事ごとに、リーダーになって行事を引っ張っていく場合もあります。体育祭であれば応援団、バザーであれば各係りの責任者、キャロルコンクールであればパートの責任者など。行事には大きいものから小さいものまでありますし、役割も大役から少しのものもあるかもしれませんが、自分が責任者として、または主としてその活動に取り組み、やり遂げる経験は、間違いなく皆さんのこれからの人生においてプラスとなります。周りの人たちから協力を得るためにはどうすればよいのか、何をどういう風にすれば円滑に進めていけるのか、考えることはたくさんあります。しかし、そういう意識や立場で活動に参加していくと、それぞれの活動に本当の意味で真剣に向き合って参加することができるようになります。自分の考えを周りの人に伝える力、いろんな人とコミュニケーションをとる力、主体的に考え、自らが物事を進めていく力、堂々と人前で発表する力など、これからの社会では様々な場面でこういった力が間違いなく求められます。スモールステップでいいので、何か活動をするときは、「自分が主になって進めていく!」という思いで、積極的に行動してみてください。そして自分という存在をいろいろな場所でぜひ示していってください。
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9/6(金) 朝礼のことば
みなさん、昨日は予行練習お疲れさまでした。体育祭の練習もいよいよ大詰めですね。そろそろ疲れも出てきて、体調も心配なところですが、本番までもう一息がんばりましょう。 さて、みなさんは先週までの夏休みをどう過ごしていましたか。私は研修や光塩の同窓会などに参加して、自分が働くこの光塩について考える機会が何度かありました。私は光塩の卒業生ではありませんので、働きだした頃は戸惑うことが多かったです。私立であること、カトリック学校であることで、行事や雰囲気、規則などが独特だと感じていました。何もできず、本当によく注意を受けました。落ち込んだり、腹を立てたり、イライラしたり。毎日のように、この教員という仕事を選んだことに後悔をしていました。 ただ、私が辞めずにこの学校で働き続けていられるのは、先輩先生たちからはたくさんの指導をいただきましたが、たくさんの大切なことも教えてもらい、大切に育ててもらったと思っているからです。音楽教員として、担任として、カトリック学校で働く1人として。もちろん今でも足りないことはありますが、人間ですから完璧である必要はないと思っています。毎日喜びや反省があって成長があります。でも、これは私だけではなく、他の先生たちも、生徒のみなさんも同じはずです。つらいことや悔しいことは多いです。でも、声をかけてくれる友だちや先輩、後輩、先生方がいつの間にか現れます。それが光塩の不思議なところです。必要な時に必要な人に会うのです。褒められることも、注意や指導を受けることも、大切に思われている、愛されているという、尊い時間なのです。 今月のテーマは「協力」。改めて説明する必要のないこのテーマですが、私自身は、協力とは「惜しみなく自分の持っているものを相手に差し出すこと」だと思っています。愛情、力、時間、知識、募金や寄付などのお金、出し惜しみしたくなる時もありますが、相手を大切に思う気持ちを形にしていきましょう。 この学校がどれだけの人に支えられ、愛されているのか。行事が盛りだくさんの2学期は卒業生や地域の方たちからの協力を実感することになると思います。あさっての体育祭、開校記念日ミサ、バザーなど。みなさんは愛されています。自信を持って進んでいきましょう!