4/23(水) 朝礼のことば

 先週の金曜日、校長先生からのお話でもあったように、今年度から先生方のお話のやり方が変更となります。毎週水曜日のこの時間に先生方がみなさんにお話をし、その内容に対して生徒のみなさん自身が振り返りをするようにしました。これは、このやり方を行う目的の中にもありましたように、「先生のお話からみなさんが、いろいろなことを感じ取り、考える機会を作る」、そして「感じたこと、考えたことを文章にして、表現できる力を身に付ける」ためです。今、世の中、そして学校・教育現場でもICTが急速に普及し、ICTに頼った日常生活が当たり前になりつつあります。そのような中だからこそ、原点に戻って、「文字を正確に、丁寧に書くこと」、「決められた時間内で伝えたい内容をまとめ、表現すること」を少しずつで構いませんので、もう一度意識して取り組むようにしてください。それと、今朝は担任の先生から指示される前に、各自で沈黙の準備をすることはできましたか。チャイムが鳴る前に筆記用具、感想用紙を机の上に準備することはできましたか。お祈りの直前、話の直前に慌てて準備した人はいませんか。今、自分が何をしないといけないのかをきちんと整理し、指示される前に各自で動けるようにしていき、これが当たり前のことになる雰囲気づくりをしてください。

 さて、4月のテーマは「出会い」です。「出会い」から全てが始まります。5月以降もそれぞれ月目標がありますが、まずはこの「出会い」によって5月の「かかわり」6月の「ゆるし」へとつながっていきます。4月に新たな環境になり、まだまだ不安の中で毎日を過ごしている人、新たな環境を楽しみながら過ごしている人それぞれだと思いますが、私は「出会い」は「受け入れること」だと考えています。新たな人との出会い、新たな環境との出会い、新たな本や映像との出会いなど、一度新たな誰かや何かと出会えば、次へのステップのきっかけとなります。その「出会い」を自分事として「受け入れる」ことができるなら、さらに飛躍できるチャンスとなるでしょう。ボランティア活動への参加や、オープンキャンパスに積極的に参加することも「出会い」と言うことができます。拒否から入れば、そこから視野が広がることはありません。本当にもったいないことです。4月はあと1週間で終わってしまいますが、今後も新たな「出会い」を前向きに受け入れるとともに、自らも新たな「出会い」を求めながら、今後の「かかわり」や「ゆるし」につながる時間を過ごしていきましょう。

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