4/22(水) 朝礼のことば

 みなさん、おはようございます。4月の月目標は「出会い」です。新学期が始まってちょうど2週間、新入生のみなさんは同級生や先輩・後輩、先生方との新たな出会いがたくさんあったのではないでしょうか。また中学2・3年生、高校2・3年生もクラス替えや部活動などで、今まで関わったことのない人と一緒に活動する機会ができたのではないかと思います。

 ところで「出会い」という言葉を漢字で書くと、「出席」の「出」に「会社」の「会」と書きますね。「出」という字は「足が一定のラインを越える」ということが由来となってできた漢字です。では「会」という字は、もともとどのような意味だったのでしょうか?

実は「多くの人が寄り集まって話をすること。」が「会」という字の由来です。したがって「出会い」とは、「家の外に出て、ある場所に集まった人々が、あれこれと話をする」ことを意味します。

 近年、初対面の人とのコミュニケーションに苦手意識を感じている人が多いように思います。そのように感じている人は、「何か面白い話をして、ウケを取らなくてはならない」、「うまく会話をつなげて、場を盛り上げなくてはならない」という意識が強い傾向にあります。しかし、誰もが話上手な人であるとはかぎりません。私もどちらかと言うと口下手な部類で気の利いたことが言えず、会話中に気まずさを感じることがしばしばあります。このままではまずいなあと思いつつ、互いに沈黙する時間が続くこともあります。そのような時は思い切って発想を転換し、「別に自分はお笑い芸人ではないのだから、必ずオチのつく話などしなくてもいいんだ」と割り切り、「好きなもの」について語り合うことで、相手と言葉のキャッチボールを図ってみてはいかがでしょうか。

 例えば「私はラーメンが好きなんですが、どこかおすすめのところはありますか?」と相手に尋ねます。そうすると多くの場合、相手は「どんなラーメンが好きなの?」と聞き返してきたり、「最近行ったラーメン屋だったら……」と話してくれたりします。相手が自分の振った話題に答えてくれたら、その内容に合わせて、「私はとんこつラーメンが好きですが、この辺りにとんこつラーメンを出すお店がありますか?」と聞いたり、「最近行ったお店でどんなラーメンを食べたんですか?」とさらに質問したりすることで、会話をさらに続けることができます。そして、ひとしきりラーメンの会話を続けたら、今度は「ラーメン以外に何かお好きなものってありますか?」と相手に尋ねてみてください。そうすれば、相手もいろいろなことをこちらに話してくれ、会話がさらに発展していきます。

 自分の好きなものについて話すとき、人はとても喜ばしい気持ちになり、聞き手に対してどんどん語りたくなるものです。そこで、自分の好きなものだけでなく、相手の好きなものについても興味・関心を向けて会話をしてみてください。想像以上に盛り上がるだけでなく新たな発見もあって、互いの仲をさらに深めることにつながっていくでしょう。皆さんにとって素敵な「出会い」がこれからもたくさんあることを期待しつつ、私の今日の話を終わりたいと思います。

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