9/10(水) 朝礼のことば

 この日曜日、2学期最初の学校行事である体育祭が無事に終わりました。始業式から体育祭当日まで、暑い中でしたが、当日は、程よく過ごしやすいコンディションで体育祭を無事に終わらせることができました。全力で走る姿、思い切り楽しむ姿、自分の組をそして相手の組にも惜しみない応援を送る姿、体育祭の成功に向けみなさんが真剣に取り組んできた成果がつまった、すばらしい体育祭となりました。本当にお疲れ様でした。現実に戻りますが、今日からはまた授業が再開、明日は実力テストと、しばらくは気持ちを勉強集中モードへと切り替えて日々を過ごしていきましょう。
 さて、私はこの夏休み期間に様々な研修会や勉強会に参加しました。多くの学びを得た夏休み期間となりました。その中でも一番印象に残っているのは、7月28日~30日までの3日間行われた私立学校初任者研修中国・四国地区研修会です。これは、中国・四国地区にある私立学校で働いている先生になって5年以内の若い先生が集まっての勉強会です。毎年行われており、今年度は山口県が開催地ということで、私は運営スタッフとしてこの研修会に参加しました。今回は106名の先生方が参加しており、講演を聞いていろいろと考えたり、グループに分かれて討論したりしながら熱心に学びを深めていました。「生徒にとって分かりやすい授業ができる専門性をもった教員になりたい」、「部活指導において信頼してもらえる教員になりたい」など、目を輝かせながら、10年後の自分の姿について話し合う姿や、活発に意見を交わしながらこれからの自分の糧にしようとする姿がとても新鮮で、私自身も若い先生方からたくさん勉強させられました。最終日に全体講評としてある校長先生が、「自分の夢をもたないといけない。夢をもつことから始まる。」という言葉をおっしゃっていました。この言葉自体は、みなさんもそうだと思いますが私も様々な場面で聞いてきましたし、夢をもつことの大切さも十分に理解しているつもりでした。しかし、将来の私立学校を担っていくであろうエネルギッシュな若い先生方と3日間一緒に過ごした後だからこそ、この言葉を聞いた時に、自分の中にすぅーと入っていく感じがしました。私は教員になってもうすぐ20年になりますが、私自身も何か夢をもち、気持ち新たに過ごそうと思うことができた3日間となりました。
 今日皆さんに伝えたかったことは、何かに取り組む時には、自分の夢や目標、目的をもって取り組んでほしいということです。先日の体育祭も、みなさんが、盛り上がる体育祭にしたいと取り組んだからこそ、すばらしい体育祭となりました。これからもみなさんは、学校行事、部活動、受験など多くのことに挑戦していくと思いますが、何事にもエネルギッシュに取り組んでください。そしてぜひ、みなさんにとって本当の意味での「夢をもつことの大切さ」に気づける日がくることを願っています。

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