おはようございます。皆さんは、私たちの学校をつくった修道会が何という修道会だったか、覚えていますか?感想を書く紙に書いてみてください。宗教の授業で何度も確認しているので、きっと書けましたよね。私たちの学校「光塩」の設立母体は、ベリス・メルセス宣教修道女会です。私たちの学校はもともと修善講女学校という学校でしたが、経営が難しくなった時にメルセス会が引き取ってくださいました。シスター方は新しい校舎を建てるために節約したり、夜遅くまで制服を縫ったりしてくださったそうです。そんな多くの努力があって、今の光塩があります。
今年の夏、私は25年に1度の特別な年「聖年」であることをきっかけにローマを訪れ、メルセス会のシスター・エブリンにお会いしました。シスターはとてもやさしく親切な方で初対面の私たちにも、ローマの街や聖なる扉のある教会、シスターだからこそ知っている歴史や出来事などたくさん教えてくださいました。シスターがいなければ知らなかったこと、気づかなかったこと、行くことができなかった場所も多く、世界のつながりを深く感じる時間でした。さらにメルセス会本部であるローマの修道院にも案内していただきました。修道院の中には日本の置物や、日本の学校の写真もかざられていて、遠く離れた国でも私たちの学校が大切に思われていることを知り、胸が温かくなりました。
この「つながり」を感じた経験は、みなさんの中にもあると思います。中学3年生や、光塩中の卒業生の中には、グアムでシスターたちに温かく迎えていただいた経験がある人もいるのではないでしょうか。言葉や文化が違っても、あのときの優しさや歓迎の笑顔に触れ、「メルセス会のシスターってこういう人たちなんだ」と心が温かくなったはずです。またグアムへ行っていない人たちも、シスタールルデスなど外国のシスターが学校を訪れて、やさしく話をしてくださった経験がありますよね。距離は離れていても、同じ思いをもつ人たちのやさしさが、世界のあちこちで私たちにつながっているのだと感じることができます。
今、私たちが笑顔で学校生活を送ることができているのは、そんな多くの人の支えがあるからではないでしょうか。今週末のバザーは、その感謝の気持ちを表す大切な行事です。感謝の心を忘れず、誰かのために動けるやさしさを持つこと。それこそが光塩で学ぶ私たちが大切にしたい姿ではないでしょうか。
今週末のバザーが、たくさんの笑顔であふれる1日になりますように。みんなで力を合わせて、素敵な1日にしましょう。




