9/9(水) 朝礼のことば

 今日、9月9日は、保健体育の教員として皆さんにぜひつなげてほしい、大切な日です。語呂合わせで「きゅうきゅう」、そう「救急の日」ですね。皆さんは今、体や心に「救急サイン」が出ていませんか? 2学期が始まって少し経ち、夏の疲れや、なんとなく「しんどいな」と感じることがあるかもしれません。そういう時は、決して一人で我慢せず、「ちょっと話聞いて」「最近きつくて」と、周りの大人や友だちにポロッとこぼしてみてください。そして、周りの友だちの「いつもと違う様子」に気づいたら、「大丈夫?」って優しく声をかけ合える、そんな集団であってほしいと思います。
 さて、この9月9日は、救急の日であると同時に、日本の伝統的な暦で「重陽(ちょうよう)の節句」とも呼ばれています。奇数の中で一番大きな「9」が重なる、1年で最も縁起が良い日です。ちょうど今のような「季節の大きな変わり目」に、体調に気をつけて、一歩大人へと近づいていく皆さんの「成長を確かめる節目」の日でもあります。さらに、数字の「9」が物事の完結や運命を表すことから、今日は「世界占いの日」でもあります。皆さんは占いや、周りの人の「あなたはこういうタイプだよね」という言葉に、自分の未来を決めつけたりしていませんか?「どうせ自分はこれくらいだから」と、自分の可能性に自分で枠をはめてしまうのは、とてももったいないことです。実は、今皆さんの前に立っている私も、自分の運命を大きく変える決断をした場所があります。それが、まさに皆さんが今通っている、この学校です。私が最初に「教員になりたい」と思ったのは、小学生の頃でした。当時は、担任の先生への憧れから始まった夢でした。その後、この学校の高校生になり、グラウンドや体育館で過ごす中で、「将来は保健体育の先生になって、子どもたちに身体を動かす楽しさや、命の大切さを伝えたい」という目標に変わりました。誰かに未来を占ってもらうのではなく、「この道に進むんだ」と自分で決めたのが、まさにこの校舎でした。自分で決めた未来は、こうして現実になります。
 そんな私の原点であるこの学校に、今、教育実習生の先生が来てくれていますね。実習生の先生も、かつての私と同じように、自分の将来や夢に向かって、今まさにここで必死に挑戦しています。年齢的には、皆さんより少し前を歩む、まさに「大人の階段」を
上っている最中の先輩です。
 「9月9日」という節目である今日、皆さんに意識してほしいのは、「自分の未来の可能性を狭めないこと」です。進路、部活動、次の定期テスト。周りの評価や「無理かもしれない」という不安に振り回されず、「自分はこうなりたい」という一歩を、自分で決めて踏み出してください。皆さんの未来を決めるのは、皆さん自身の「こうなりたい」という強い意志と行動です。ぜひ、今ここで一生懸命に頑張っている実習生の先輩の姿からも、たくさんのエネルギーを吸収してください。
 今日という日をきっかけに、皆さんが心と体を大切にしながら、「自分の手で未来を切り拓く」一歩を踏み出すことを期待しています。

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