おはようございます。先週の土曜日の体育祭は真っ青な空に秋の雲がぽっかり浮かんでいました。
「歓声もピストル音も吸い込みぬ 体育祭の秋の青空」
即興でこんな短歌を作ってみました。色別対抗リレーは盛り上がりましたね。バトンを渡す瞬間の緊張感は何度みても、興奮します。
リレーでは、自分がどんなに調子よく走っていても、次の人にバトンを渡さなければなりません。「この人にバトンを渡せば、きっと次につないでくれる」そう思って走る。そして、自分もまた、託されたバトンを、責任をもって次の人に渡す。そこには、相手を信じることと、自分が信じてもらうことの両方があります。転んでも、バトンを落としても、もう一度立ちあがり、最後まで走ろうとする人は信頼できます。
信頼とは、過去の実績を信じ、未来を託すこと。
自分を守るために、相手が不利になるようなことを言ってしまったり、人によって自分の考えをころころ変えてしまったりする人を、私は信頼できません。自分の考えを大切にし、相手の立場を思いやることのできる人には、信頼して自分の心を託すことができます。
「あとみよそわか」という言葉があります。
私がこの言葉に出会ったのは中学生の頃。幸田文という作家の随筆に出てきた言葉です。東京のお菓子屋さんの名前として、今年久しぶりにこの言葉に再会しました。「あとみよそわか」とは、「何かをしたらもう一度振り返って、きちんと後始末をする、という意味です。靴を脱いだらそろえる。ご飯粒を残さないなど、日常の些細なことであっても最後まで責任をまっとうする。「後を見よ」それは、未来のために美しく整えておくことにつながります。それは、自分の言動を振り返り、責任をもつということでもあります。そんな生き方の積み重ねに「信頼」という言葉が重なってくるのだと思います。




